ルフォルディア Ruffordia






説明
「フサシダ目(Schizaeales)」は、3つの科(フサシダ科、ハナワラビ科、アネミア科)からなる古くて原始的なシダの一群です。現在では熱帯全域に分布していますが、化石は三畳紀まで遡り、ジュラ紀後期には現代の3科が分化していました。
アネミア科(アネミア属)は、特徴的な胞子葉(ただし、同じく「花シダ」と呼ばれるオオハナワラビとは別物)から「花シダ」とも呼ばれ、はっきりした二形性の葉が特徴です。胞子をつける葉は細く穂状で、イネ科の花のように見えます。
ルフォルディア・ゴエッペルティ(Ruffordia goeppertii)は、アネミア科特有の二形性の葉を持つ小さなシダでした。白亜紀前期には驚くほど広範囲に分布し、イギリス、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、マダガスカルから化石が発見されています。
ブラジルのクラト層から見つかった保存状態の良い標本から、ルフォルディアは開けたサバンナのような環境で主要な地被植物だったことがわかっています。また、これらの化石は乾燥ストレスへの適応を示しており、これはシダでは珍しいことです。イネ科植物がそうした環境を支配するずっと以前に、ルフォルディアが同じような生態的役割を果たしていたようです。