コッバニア Cobbania




説明
コバニアはウキクサ科(サトイモ科)の絶滅種で、現生のウォーターレタス(ボタンウキクサ)に近縁です。実際、当初は Pistia corrugata として同属に分類されていましたが、詳細な化石証拠により再分類されました。北アメリカとアジアの後期白亜紀にわたる多くの化石は今でも古い名前でラベルされていますが、正式に記載されているのはダイナソーパーク層の Cobbania corrugata とヘルクリーク層の Cobbania hickeyi の2種のみです。
現生の近縁種と同様、コバニアは浮遊性の水生植物でした。広くトランペット形の葉をロゼット状に広げ、水面に浮かび、水中の根で支えられていました。これらの植物は匍匐茎でつながっており、大きな浮遊マットを形成し、湖や緩やかな川を覆っていたと考えられます。1枚の石板に最大6個体がつながった化石が発見されており、密に連結したコロニーを形成していたことを示しています。
コバニアの化石は北アメリカとアジアの複数の後期白亜紀層から知られており、中生代の終盤には北半球全体に広く分布していたことを示しています。