アガチス Agathis

agathis
agathis_1agathis_2agathis_3agathis_4agathis_5agathis_6agathis_7agathis_8agathis_9

分類

バイオーム
熱帯熱帯
発掘地

説明

ほとんどの針葉樹は細く針状や鱗状の葉で知られていますが、中には幅広い帯状の葉を持つ種もいて、まるで被子植物を思わせます。この形は、湿潤な亜熱帯や熱帯の気候に適応した結果かもしれません。そんな広葉針葉樹の葉に使われる化石属がポドザミテスで、複数の平行脈がある帯状の葉が特徴です。

これらの葉は実は中生代の様々な針葉樹に由来していて、特にアジアの後期三畳紀やジュラ紀の種は、季節ごとに枝ごと落葉する落葉性針葉樹でした。クラシロビアやスウェーデンボルグといった繁殖構造と一緒に見つかることも多く、絶滅した針葉樹の科に属していた可能性があります。一方、ジュラ紀から前期白亜紀の別のポドザミテス型の葉は、現生のアガチスやナゲイアにそっくりです。これらの形は、現在もオーストララシアや東南アジアに生える広葉の熱帯雨林針葉樹の初期の親戚かもしれません。

ポドザミテスは後期二畳紀に現れ、白亜紀の終わりまで世界中で見つかっています。後期三畳紀から前期白亜紀にかけては、温暖で湿った環境で優勢な樹木で、広大な落葉樹林を形成していました。ところが中期白亜紀になると分布が極方面に縮小し、他の中生代植物と同様に、最終的には姿を消しました。おそらく、世界中に広がった被子植物に押し出されたのでしょう。アガチスに分類される標本はオーストラリアの中期白亜紀に初めて現れますが、「ポドザミテス(=アガチス)・ジュラシカ」も初期の例として報告されていますが、それはむしろ祖先型のアガトイド・アラウカリアだったと考えられます。